5月頃から晩秋にかけてダニが大量に繁殖します。
ダニに刺されたり、ダニアレルギーになったりすることを防止するためには、定期的にダニを退治することが大切です。
そこで今回は、自宅でできる簡単・確実なダニの殺し方を紹介します。
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ダニはどうやったら死滅するのか?
ダニは熱と乾燥に弱いです。ダニが死ぬ環境は以下の通りです。
気温または水温50度以上に2~3分いると死にます。60度で即死です。
また、湿度55%以下の環境だと3日~1週間で死にます。
ダニを知ろう!(興味がなかったら読み飛ばしてください)
ダニが好む環境は、気温20~28度、湿度75~80%です。
5月ごろから増え始めて、晩秋の時期が最も繁殖数が多いと言われています。
家庭にいるダニは、人を噛まないチリダニ(ヒョウヒダニ)が90%ですが、チリダニが大量に発生すると、チリダニを餌とするツメダニが発生します。
ツメダニは普段チリダニを餌としているのですが、人の体液を吸うことがあります。これがダニに刺されたという状態です。
ダニの殺し方
布類のダニの殺し方
ダニを殺すのには、水につけられるものに関しては、水温50度以上に2~3分以上つけておくのが確実です。
布団のシーツ・枕カバー・パジャマ・フロアマットなどに有効です。
フロアマットなどはお風呂の浴槽に入れて50度以上のお湯に浸しましょう。
かさばるフロアマットなどの場合、50度以上のお湯につけてもすぐに水温が下がってしまう場合があるので、高めの温度のお湯を用意しておくのが良いです。
給湯機能であまり高い温度に設定できない場合は、鍋などで熱湯を沸かして注ぎ足しましょう。
布団のダニの殺し方
やはりなんといっても困るのが布団のダニの殺し方ですよね。
布団のダニの殺し方として以前から言われているのは、
- 布団を干す
- 布団に掃除機をかける
ですが、正直言ってこれではほとんどのダニは死にません。
天日干しでは、ダニが死ぬ条件の、50度以上にはほとんどの場合達しません。
布団に掃除機をかけるのは、布団の表面のダニのフンや死骸を取り除くのには効果があるのですが、生きているダニに関しては、ほとんどが布団の下の方に逃げてしまうのであまり効果がありません。
布団のダニの殺し方①布団乾燥機
布団で布団乾燥機を包み込むようにして布団乾燥機をかけるのが効果的です。
布団全体が50度以上に達するのが望ましいので、1時間ほど布団乾燥機をかけておくと良いです。
布団のダニの殺し方②ホットカーペット
ダニ駆除機能のあるホットカーペットであれば、ホットカーペットの上に布団を置いておくと効果的です。
布団のダニの殺し方③スチームアイロン
少し手間はかかりますが、布団にスチームアイロンをかけていくという方法です。
ダニは、人の皮膚やふけを好むので、頭の方にたくさんいます。ですので普段頭の方にしているところからスチームアイロンをかけていきます。
なお、スチームアイロンをかける前に、部屋を暗くしておくのがより効果的です。暗いとダニの活動が活発になり、布団の表面にダニが出てくるためです。
番外編
布団乾燥機やホットカーペット、スチームアイロンがない場合、コインランドリーの衣類乾燥がおすすめです。
ダニを殺した後
ダニを殺しても、死骸やフンは残っていて、これがアレルギーなどの原因になるので、最後に掃除機で死骸やフンを取り除くのが良いでしょう。
ダニにそんなに神経質にならなくても良い
「布団乾燥機やホットカーペット、スチームアイロンも持ってないし、コインランドリーまでなんて布団を運べないよ!」という方、いますよね。
今回紹介したどの方法も一人暮らしの方には難しいのではないかと思います。
先ほど説明したように、家庭にいるダニはほとんどがチリダニで、人を刺しません。
人を刺すのはツメダニなので、ダニに刺されるのが嫌な方は餌となるチリダニを大量発生させないことが何よりも大事になります。
また、アレルギーの方は、ダニを殺すことよりも、ダニの死骸やフンをこまめに取り除くことが重要になります。
ですので、あまり神経質にならず、できる範囲で、上記のダニの殺し方を実践したり、時々布団を干して乾燥させたり、掃除機でダニの死骸やフンを取り除くことが大切です。
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まとめ
- ダニが死ぬ環境は、気温・水温50度以上で2~3分、または湿度55%以下で3日~1週間。
- ダニの殺し方は、水につけられるものは50度以上の水に浸ける。
- 布団のダニの殺し方は、布団乾燥機・ホットカーペット・スチームアイロン。
- 布団乾燥機・ホットカーペット・スチームアイロンがなければコインランドリーへ。
- ダニを殺した後は、死骸やフンを取り除くために掃除機をかけましょう。
ダニは5月頃から晩秋にかけて大量に繁殖します。
ダニによる健康被害を防ぐためにも、定期的にダニを退治することが重要です。
でも、「ダニを全滅させなくては!」と神経質にならずに、ダニを完全に殺すことよりも、ダニを大量発生させないようにすることが大切です。
今回紹介した方法をできる範囲で実践して日々快適に過ごしましょう。
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