頭痛やちょっとした痛みによく効くロキソニン。私もよくお世話になっています。
今は薬剤師のいるドラッグストアならいつでも購入できるようになりました。コンビニでは購入できないのですが、実はインターネットなら簡単に買えるのです。
今回はコンビニで買えないロキソニンがなぜインターネットで買えるのかを説明します。
コンビニで薬が買えるようになったのは小泉元首相のおかげ
「改革なくして成長無し・規制緩和」がスローガンだった小泉元首相の改革の一つに、2006年の薬事法改正がありました。
これは「薬剤師不在でも一定の条件を満たせば一部の医薬品を販売でき」るという規制緩和です。
参考URL 厚生労働省|薬事法の一部を改正する法律の概要
お薬を第一類・第二類・第三類に分類し、この内第二類(かぜ薬)・第三類(ビタミン剤)などがコンビニで販売することができるようになりました。
現在セブンイレブンやローソンなどに行くと、かぜ薬やビタミン剤などが店頭に置かれていますよね。
規制緩和のおかげで手軽に胃薬・かぜ薬などが購入できるようになったのです。
ロキソニンってどんな薬?
今回取り上げているこの「ロキソニン」はこの第一類の医薬品に該当します。
つまり、薬剤師から購入することを義務づけられている医薬品なのです。
現在ドラッグストアにいくと、店頭にロキソニンの空箱が置いてあり、
「この空箱をもってレジまでお持ちください」
と書いています。レジにもっていくと薬剤師さんがでてきて、
「このお薬を過去に飲んだことはありますか?」
「飲んだ後に発疹がでたりしませんでしたか?」
など注意点を説明しながら販売されています。
そうやって、専門家である薬剤師の承認を貰うことで、はじめてロキソニンを購入することができるのです。
インターネットでロキソニンを買ってみた。
普通では薬剤師さんがいないと購入できないロキソニンですが、私は以前インターネットでこのロキソニンを購入したことがあります。
インターネットサイトのドラッグ販売大手の「ケンコーコム」でした。
このサイトではロキソニン各種を販売されていますが、すぐに発送はできません。
購入サイトにもあるとおり、注文確定後メールにて
- 既往症の確認
- ロキソニンについての注意事項
などが記載されたメールが送られてきます。
そのメールに回答を入れて返信。確認メールがきてやっと注文確定となります。
インターネット画面で注文してメールのやりとりに1~2日かかり、そして発送となるので、実際にロキソニンを受け取るまで5日ほどかかりました。
第一類医薬品はみなこのような手続きが必要です。
現在ではAmazonでも購入できるようになりましたが、薬剤師さんの確認が必要な手続きは同じです。
【第1類医薬品】ロキソニンS 12錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
コンビニでロキソニンが購入出来ない謎は薬剤師さんにある
痛みは辛いものです。コンビニで手軽に薬が欲しいと思うこともあるでしょう。しかし、現時点では難しいのです。。。
本来は自分の判断でお薬を購入せず、お医者さんへ行って診断を受けてお薬をいただければ安全で保険が効いて安く手に入ります。
しかし仕事を休んで医者に行けないという場合もあります。
ロキソニンを購入する際に薬剤師さんからの説明で、
「ロキソニンをのんで痛みが改善されないようなら医療機関へ受診してくださいね」
などと言われます。
急の痛みや緊急的に利用するものというのがこの第一類医薬品販売のスタンスのようです。
当然ですがコンビニには薬剤師さんがいないのでロキソニンが販売出来ないのです。
ロキソニン購入金額が節税になる!
セルフメディケーション税制を知っていますか?
「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)は、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、平成29年1月1日以降に、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。」
簡単に言えば、健康維持のために購入した医薬品が一定金額を超えた場合、税金から控除されるという制度です。
これには当然ですが領収書が必要となります。
大切な健康を守ってくれるお薬ですが保険適用より高く購入することになります。
しかし薬剤師さんに確認の上で販売されたという裏付けがある薬ならば、このような減税措置もあるのです。
ロキソニンはよく効くお薬ですが、自分の健康を守る為にかならず不安があれば薬剤師さんに相談したり医療機関へ受診しましょう。