
英会話が得意になるには、どうしたら良いんだろう?

英会話が苦手な人の多くは、英語の基礎が不足していることが多い。
だから、まず英語の基礎、つまり、単語や文法を覚えることが肝心だよ。

単語や文法。受験勉強と同じですね。

でも、英会話は受験の英語よりも、聞き取る力が更に大切になる。
つまり、リスニングの訓練も大事。
また、話すのに重点を置けば、発音も大切になる。

いろいろなことが要求されるなあ・・・

だからこそ、より効率的に、実践的な方法で勉強する必要があるんだ。
そこで、僕が君におすすめするのが、例文の暗記を中心とした勉強法だよ。
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英会話克服には英語の基礎が大切
苦手な英会話を克服するために大切なのは、英語の基礎を身につけることです。
そして、英語の基礎とは、単語や熟語の知識といった語彙力と文を作るためのルールである文法・構文の理解の二つ。
では、どのように勉強すれば、苦手な単語や文法を覚えられるのでしょうか?
例文暗記で単語も文法も覚えよう
皆さんが受験生の頃、単語や熟語を覚えるためにどのような勉強をしていましたか?

とりあえず、本屋さんで買った単語帳を前から片っ端に暗記していたなあ。
地獄だったなあ・・・
やっぱり、英語を勉強するのは嫌だなあ・・・
多くの人は単語帳を使って、一語ずつ頑張って暗記していたのではないでしょうか?
しかし一方で、単語帳を使った暗記方法は、大変で、苦痛に感じていた人も多いでしょう。
また、単語帳を使った暗記では、単熟語とは別に、文法の勉強も必要になります。
できれば、単語も文法も一緒に勉強できれば、楽ですよね。
単語も文法も両方同時に勉強できる方法が、例文集を暗記することです。
重要な文法事項と単熟語が含まれた例文を暗記すれば、単語も文法も覚えたことになります。
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英会話ではリスニング力をつけることが大切
受験英語では、長文の読解力が求められます。
なかには、かなり難しい内容の英文を読み解く必要もあります。
一方で、英会話では、必ずしも難解な英文を理解する機会は多くありません。
日本語でも同じことですが、文章にして書けば難しいことでも、口頭で伝えれば、あまり難しくないことも多いです。
つまり、ケースバイケースですが、重箱の隅をつつくような文法事項を覚える必要は、ありません。
しかし英会話では、受験英語に比べて、より聞き取る力が求められます。
もちろん、受験でもリスニング試験はありますが、それは出題範囲の一部にしか過ぎません。
実際の英会話では、リスニングは一部ではないのです。
英会話では、相手のトークのスピードに付いて行って、理解する必要があります。
つまり、会話力とはリスニング力とも言えるのです。
例文を音読することで、英語の耳と口を作る
単語や文法を覚えるための例文の暗記方法は様々。
ただ、紙に例文をひたすら書いたり、じーっと例文を見つめたりするのは、かなり非効率な方法です。
人間はじーっと文字とにらめっこするだけで、暗記できるほど賢くはありません。
最も効率的な例文の暗記方法は、何度も音読したり、CDの音声を聞くことです。
例文をリズムよく音読することで、自然と身体が覚えていきます。
何度もCDを聞き直すことで、ネイティブスピーカーのリズムを身体に叩き込むことができます。
口と耳から英語のリズムを身体に叩き込むことで、リスニング力や発音を鍛えることが可能です。
英会話に効果的なおすすめ例文暗記の方法とは

つまり、単語と文法を覚え、リスニング力も付けるために、例文を覚えてしまうほど、繰り返し、音読・聞き取るのが良いんだね。
でも、どんな感じに例文を音読したら良いのだろう?
具体的な回数の目安はあるのかな?
音読というより朗読を目指すべし
例文を音読するとき、できるだけ感情を込めて、読みあげましょう。
現実的には、当たり障りのない内容の短い例文で感情を込めて読むのは、難しいです。
ただ、大切なのは、ただ口をパクパクさせるのではなく、内容をきちんと理解して音読すること。
内容をきちんと理解した先に、感情の入った音読があります。
実際の会話では、ただ口をパクパクとさせて話すことはないはずです。
私たちは、人と会話するとき、何らかの感情を伴っているでしょう。
本番は練習のように、練習は本番のように。
その意味で、目指すべきは、音読というよりは心のこもった朗読です。
音読の回数は500回?
同時通訳の神様との異名をとる元参議院議員の國弘正雄氏によれば、ひとつのレッスンで平均して500回も音読を繰り返したそうです。
ただ、一つの方法として、覚えた例文を紙に完璧に再現できるまで、音読するのはおすすめです。
リスニング目的からは外れますが、口頭で繰り返すだけではなく、覚えたことを紙に記すことで、記憶の定着を確実にします。
おすすめ英会話のための例文・フレーズ集5選
例文・フレーズ集を選ぶときに最も大切なのは、例文読み上げ音声CD付きの本を選ぶことです。
最近は、インターネットで音源をダウンロードできる本もあります。
また、短い英文が列挙されたものより内容のある長めの英文が掲載された例文集がおすすめ。
- 英会話・ぜったい・音読【入門編】
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- 同時通訳の神様・國弘正雄氏監修の音読向けテキストです。簡単ですが、長めの英文を繰り返し音読することで、英語の総合力を高めます。
- 英単語・熟語ダイアローグBasic1200
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- 収録されている例文は、すべて対話文なのでとても実践的です。文法的には、あまり難易度が高くないですが、収録されている単熟語は、TOEICに対応できるようになっています。
- 改訂版CD3枚付英語で聴く世界を変えた感動の名スピーチ
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- せっかく繰り返し音読するなら、格調のある英文が良い、という人には、こちらの本がおすすめです。ただ、本物のスピーチなので、ある程度基礎のある人向け。
文法の暗記に重点を置くなら、文法事項ごとに体系的に整理された例文集がおすすめです。
- ALLINONE
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- 一つのレッスンが30語前後の例文が419もあります。すべてこなすには結構大変ですが、文法・単語の網羅性が非常に高いです。
ただ、これらの例文集に取り組むのが大変に感じるのであれば、次のような短いフレーズがまとめられたものでも良いでしょう。
- 一日のすべてを英語で表現してみる
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- 英語に親しむという意味では、この本から始めてみると、無理なく続けられそうですね。
英会話克服は長期戦を覚悟することが上達の秘訣
あなたは、今のように日本語を使えるようになるのに、何年掛かりましたか?
一つの言葉を身につけるには、大変な時間と労力が必要です。
また、外国語を習得することは、母国語を習得するよりも難しいでしょう。
大人のあなたの脳みそは、乾いたスポンジのような幼児の脳みそではありません。
だからこそ、苦手な英会話を克服するには、長期戦で挑む必要があります。
また、簡単に覚えられないものだと分かっていれば、なかなか覚えられない自分を責めることもないでしょう。
できない自分を責めても何も楽しいことはありません。
英会話を克服するなら、じっくりと腰を据えて取り掛かることが成功の秘訣です。
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