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趣味が読書で何が悪い!死ぬまでにこれだけは読みたい名著5選

この前、「趣味は読書です」と答えたら、「お前無趣味(笑)」というような顔をされたんです。

 

読書が趣味ではダメなのですか?

時々、そういう人がいるよね。

 

でも、私に言わせれば、そんな人の趣味にケチをつけるひねくれ者を相手にしない方が良いよ。

そこまで言いますか?

趣味は自分が楽しい、と思えれば、何をしても良いじゃないか。

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目次

読書が趣味ではいけないですか?

確かに、趣味が読書だと良くないという意見もあります。

 

読書なんて誰でもすることだから、趣味だなんて言えないよ。

読書を趣味にする奴は平凡な奴だ。

休みに本ばかり読んでる奴は根暗だ。

 

読書が趣味=平凡な人間?

確かに、人間にとって読書は特殊な行為ではなく、誰でもすることです。
誰でもすることを趣味として答えるのは、自分の平凡さを示すことになるとも言われます。

 

しかし、どんな本を読むのか、その本を読んで何を感じるのかは、個性的なことです。
人から強制されるのでなければ、どんな本を読むのかには、あなたの個性が表れます。
また、人と同じ本を読んでいても、どのように感じるのかも、人によって違うはずです。

 

その人の考え方を知りたいなら、その人が普段読んでいる本を読めば分かる、とも言われます。
つまり、人の個性は読書によって作られている面もあるのです。

 

「読書が趣味」=平凡な人間という考え方は、非常に表面的であると言わざるをえません

 

趣味は読書では的外れ?

「趣味は読書」と答えることは、質問者の意図を理解していないと言う批判があります。

 

就活で「趣味は読書」ではダメな理由

この記事では面接時に、「趣味は読書」と答えることは、質問意図が理解できていないと批判します。
単に趣味を聞いているのではなく、趣味を聞くことで業務と関わりのない技能・スキルを質問しているのだそう。
読書と同様に、映画鑑賞なども好ましくないようです。

 

しかし、本当に面接官は、この質問の裏に、業務と関係のない技能・スキルを問うているのでしょうか。
もし、業務と関係のない技能やスキルを問うのであれば、「特技は何ですか?」「人に自慢できることを教えてください」と問うのが普通です。

 

もちろん、面接試験は非日常です。そのため、面接官によっては、少々ひねくれた質問意図があるのかもしれません。

 

ただ、日常生活でそんなひねくれた質問意図を持って訊ねる人はいるのでしょうか。

 

確かに、「趣味は読書」と答えた後の質問は、「普段どんな本を読むのですか?」です。
これに答えられないのであれば、「趣味は読書」と答えない方が無難でしょう。

 

しかし、普段から本を読んで、自分なりの感想を人に語れるなら、胸を張って「趣味は読書」と答えて、何がおかしいのでしょうか

 

むしろ、読書体験を語ることを通じて、人に自分の考え方を伝える良いきっかけとなるでしょう。

 

趣味で人に媚びるな

そもそも、「趣味は読書」では、根暗だとか、無趣味だとか言う人もいます。
しかし、そのような考え方こそが根暗ではないでしょうか。

 

本来趣味は自分が楽しく続けられるのであれば、何でも良いはずです。
それにもかかわらず、ひねくれた相手に受けようとして、自分を偽ることこそが惨めではないでしょうか。

 

趣味は自分が好きなことを好きに答えれば良いもの。趣味で人に媚びようとするな、と私は言いたいです。

 

「どんな本が好きなの?」に窮するなら、読書は趣味ではない

これからは人に媚びず、胸を張って「趣味は読書」と答える!

 

答えるゾ!

ところで、普段はどんな本を読んでるの?

・・・・・・(実は全然読んでないよ)

「趣味は読書」と答える人には、実はあまり本を読んでいない人も多いです。
無趣味と答えるよりは無難ということで、とりあえず「趣味は読書」と答える人がいます。ただ多くの場合、「趣味は読書」の後の質問は、「どんな本を読むの?」です。その質問に窮するようなら、安易に読書とは答えない方が良いでしょう。

 

ただ、今無趣味だけど何か趣味を持ちたい人には、読書はおすすめです。
色々な趣味の中でも、読書はあまりお金が掛かりません。図書館で本を借りれば、一切お金を掛けずに済みます。
また、読書を通じて、知識や表現力を高められるでしょう。決して、やって損な趣味ではありません。


 

これだけは死ぬまでに読みたい名著5選

あくまで趣味ですから、好きな本を読みましょう。漫画でもファッション雑誌でも読書のうちです。
ミーハーで、ベストセラー本を読んでも全然かまいません。

 

ただ、現時点でどんな本を読めば良いのか、見当もつかない人もいるでしょう。
その場合、とりあえず古典名著と言われる本を読んでみてはいかがでしょうか。
古典や名著と言われる本は、多くの人が読み、人々に強い影響を与えた本です。
新刊本よりもある程度評価が定まっているため、当たりはずれが少ないでしょう。

 

おすすめ名著5選

名著の基準は人それぞれですが、多くの論文で引用された本には、はずれは少ないです。

何を読もうか迷った時のために→Googleが選ぶ世界の名著120冊(2013年版)
この記事では、Google Scholarという論文検索サービスを使って、被引用数が多い本のランキングを紹介しています。
あくまでも対象が、人文社会系のため、理系の本はピックアップされていません。

独断と偏見で、ランクインしている本の中から、おすすめの5冊を取り上げましょう。
また、これらの名著は、少々難易度が高いです。そのため、入門書や解説書も出ているので、それらも併せて紹介しておきます。

ジョン・ロールズ「正義論」

いきなりかなり難しい本ですが、政治哲学を語るうえでは外せない一冊です。

マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」
日本でも大きな話題になった「ハーバード白熱教室」のもとになった本です。
サンデルは、ロールズの批判者として有名ですが、この本では、アリストテレスから始まる数々の著名な思想家を分かりやすく紹介しています。

マックス・ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」

社会学の古典として絶対に外せない1冊。資本主義の合理性を非合理的な宗教倫理から論じます。

牧野雅彦「新書で名著をモノにする 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』」
ウェーバーの入門書は数多く出版されていますが、プロ倫を集中して解説する新書はこちら。

エミール・デュルケム「自殺論」

もうひとつ社会学の古典として外せないのが、「自殺論」です。
ウェーバーの方法論的個人主義とは反対の立場で、自殺を社会現象と捉え、集合的な観点から分析します。

玉野和志「ブリッジブック社会学」
比較的読みやすい社会学の教科書です。
デュルケム以外にもウェーバー、マルクス、ジンメルからギデンズやハーバーマスまで幅広くカバーされています。

ロバート・パトナム「哲学する民主主義 伝統と改革の市民的構造」

イタリアの市民社会と政治文化をテーマとした著作です。
近年、あちこちで流行しているソーシャルキャピタル研究のさきがけとして知られています。
「孤独なボウリング」も有名。

稲葉陽二「ソーシャル・キャピタル入門 孤立から絆へ」
新書で読めるソーシャルキャピタル論の本です。

サミュエル・ハンチントン「文明の衝突」

冷戦後の国際政治を歴史や宗教の異なる文明間の衝突として論じた一冊です。
関連して、フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」もランクインしていました。

サミュエル・ハンチントン「文明の衝突と21世紀の日本」
ハンチントン自身による日本人読者に向けた新書も刊行されています。

趣味が読書で何が悪い!

他人の目を気にすること自体が悪い事ではありません。
他人に望まれた答えを返す、ということは処世術の一つとして認められるでしょう。

 

でも、自分の趣味まで、人に媚びる必要があるのでしょうか
面接試験のようなキツネとタヌキの化かし合いも場面では、ひねくれた質問者がいることを理解すべきかもしれません。

 

ただ、どんなものでも、自分が楽しめるのならば、それは趣味です。
根暗だとか、凡庸だとか、と言うようなひねくれ者を相手にする必要はありません。

 

必要もないのに、変に媚びて、より個性的な趣味がないか、思い悩むことはバカバカしいです。
その努力が、むしろあなたを没個性的な存在にしていると言わざるをえません。
だから、読書が好きならば、胸を張って、「趣味は読書です」と答えてください。

 

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