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入居審査で落ちる確率とその実態とは?現役大家による調査レポート

失敗した子ども

賃貸契約をする前に入居審査をするのはもう当たり前になりました。

その反面審査落ちする人も大勢いることも事実です。
せっかく気に入ったお部屋を見つけたのに「審査落ち」はショックですよね。
今回は審査落ちの基準やどの程度の確率で審査落ちがあるのかを 解説します。

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目次

入居審査2割近くの確率で審査落ち

今回の記事を作成するにあたり、実際に何件か不動産会社の方に取材しました 。

入居審査を本格的に導入して10年近く、担当者の方々は少しずつ審査落ちが多く なってきているという印象をお持ちということです。
不動産業界の繁忙期と呼ばれる昨年末から今年春にかけては15%~18%位が 審査に引っかったとのこと。

この数字は意外に多いですよね。
しかも、審査落ちの年代についてはほぼ全年代で増えているのです。
その理由としては ・非正規雇用者の増加 ・借金人口の増大 ・収入の減少 この3つが大きな原因と言われています、詳しくご説明しますね。

入居審査は非正規雇用でも大丈夫?

結論から言えば非正規雇用でも入居審査は大丈夫です。

現在、非正規雇用は2017年8月総務省の発表で3422万人です、これらの人たちを入居審査 で落としていたら入居するひとがいなくなってしまいます。
入居審査を受付する不動産会社が重要視するのは、昨年の年収と現在仕事が あるかどうかです。
仕事を定年で退職したという年代でも無い限り現在仕事がないというレベルでは 入居審査さえも受けつけないところもあります。

これは収入がないのですから当然ですよね。
そして非正規雇用でも3年以上同じ会社で勤務しているのなら入居審査で 通る確率はグンと上がります。
逆に正規雇用であっても仕事を転々としている。 また仕事上転勤が多いという方は別として引っ越し数が多い人は要チェックされます。

たとえば騒音や近隣の住民とのトラブルでいられなくなるトラブルメーカー ではないか?

仕事上でもなく住所を変わるというのは何か理由があるのではないかと思われる訳です。
そして建築・土木関係の方に多いのですが非正規で保険証を貰っていない方 も審査落ちの可能性が大きいです。
非正規雇用でも継続的に仕事がある方なら保険証など貰えるはずですが、 日々雇用など日雇いに近い形での雇用ではなかなか審査に通りません。

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借金のあるひと要注意、意外な落とし穴

「借金のある人」といってどんなイメージでしょう。

消費者金融に追われている人や自己破産して家を手放す人たちと考えるかも しれませんね。

しかし、入居審査でいう「借金のある人」とは自己破産・返済の滞納をという 支払い関係で事故を起こしている人いわゆるブラックリストのことです。

むしろ先にご案内した雇用よりこちらで入居審査がおちる人が圧倒的に多いのです。
この支払い事故を起こしている人が急増しています。
原因の一つがスマートフォンの購入です、ほとんどの方が分割で購入されているとおもいます。

この分割購入での支払いが遅れて支払い月から3カ月以上遅れると「信用情報機関」に 個人情報が登録されるのです。
これがブラックリストにのるという意味です。
実はこのブラックリストへの登録がその後キチンと完済しても5年位はその 登録情報がきえません。

これはご存じでしたでしょうか?

そしてもっと急増しているのが「奨学金返済の延滞」です。
奨学金の利用は学生の4割にもおよび4年制大で平均借入300万前後 平均返済年数16年といわれています。
出典:マイナビ https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/11643

この奨学金の返済でも先にご案内したスマートフォン同様で、3カ月以上 返済が遅れると「信用情報機関」に名前がのりその後完済しても5年間はその 情報が消えません。

この奨学金は利用者も多く、返済期間も長いため延滞者が増えているのです。

入居審査はクレジットカードと同じ「信用情報機関」の情報を利用しています。 こられで返済が遅れた方は入居審査がおちる可能性が高いでしょう。

家賃が収入の3分1以上だと要チェック!

NGサインの女性

1カ月の手取り収入の3分の1位が家賃の目安といわれていますが  これは最大上限と考えた方が良いでしょう。

これは収入が多くても少なくても同じです。
不動産会社の方にお聞きすると、手取り収入の4分の1位の家賃をオススメするそうです。

理由としては収入がドンドン上がるという企業が少なくなっている点。
また正規雇用であっても、リストラや業務の転換によって収入が減る方が かなり多いとのこと。

家賃に収入の3分の1を支払っている人がなにかのきっかけで収入が1割でも減ると生活が苦しくなる。
すると家賃の延滞リスクが多くなってくるというのを実感されているようです。

審査落ちしても住むところは必要、そんな時は公営住宅を

いろんな事情で審査落ちしてしまい、困っている方はどうすればよいので しょうか?

答えの一つに公営住宅が一つの選択肢になるでしょう。

公営住宅には民間の信用情報機関の審査はありません。

その代わりとして、保証人を立てることと税金を滞納していないこと。  概ねこれらが入居条件となります。

条件の良いところは抽選になりますが、選ばなければ入れる確率は高いです。
様々な事情から審査落ちして民間の賃貸物件への入居が厳しい場合は公営住宅がオススメです。

まとめ

いかがでしたが? 賃貸の入居審査結構厳しいという印象を持たれた方多いのでは無いでしょうか?

しかも、徐々に審査落ちの方が多くなっているのも事実です。
一度登録された信用情報は完済しても5年感は消えないとのことちょっと 驚きでした。

でも年数が経てば必ず登録は抹消されます。
それでも近くに公営住宅もないが部屋を借りたい場合の方法をご案内します。
具体的には不動産会社に相談し敷金をまとめて入金したり保証人を複数立てる などが有効な手段です。
誠意をみせればきっと対応していただけるはずです。

あきらめずに一度相談してみましょうね。

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