インターネット開通工事をしただけでは利用出来ません。
インターネットの接続設定をしてさらにWi-Fiを利用するために無線ルーターの接続設定をする必要があります。
今回はこのルーターパスワードについてと、なぜこのパスワードが必要なのかについてセキュリティに関するご案内です。
ルーターパスワード設定について
インターネット開通工事が終わりモデムやルーターが設置されてもすぐにはインターネットは使えません。
以下に簡単な手順をご案内しますね。
①モデムやルーターとパソコンをLANケーブルで接続。
②プロバイダーから発行された認証IDとパスワードを使いインターネットの接続設定を行います。
ここまでが基本のインターネット接続設定であり、次にWi-Fiの設定。
③開通工事に設置されたモデムやルーターからPCを外し、かわりに無線ルーターをモデムやルーターとLANケーブルで接続します。
④この無線ルーター本体にはシールが貼ってあり、SSIDとPWや暗号キーと呼ばれる設定にひつような英数字を確認。
⑤Wi-Fiを利用するスマートフォンやタブレットまたはPCの設定画面を開くと利用出来るWi-FiのIDがでてくるので、接続した無線ルーターのIDと同じが確認をしてPW欄にPWあるいは暗号キーを入力してください。
⑥Wi-Fiを利用する機器にWi-FiマークでたらWi-Fi設定は完了となります。
上記の手順をPC・タブレット・スマートフォンそれぞれにWi-Fi設定をすれば良いわけです。
詳しい手順は以下の動画をご覧下さい。
出典:バッファローより
なぜパスワードが必要なのか
ちょっと面倒な印象を受けるかもしれませんが、実際やってみると意外に簡単です。
プロバイダー各社は契約として認証IDとパスワードを発行することはご理解いただけると思いますがなぜこの無線ルーターにパスワードが必要なのでしょう。
一言で言えばこれは「セキュリティ」のためです。
自宅でWi-Fi設定をしてお友達が家に来てスマートフォンを利用しようとすると待受画面にWi-Fiを利用できるIDが自動的にでてきます。
もしこの無線ルーターにルーターパスワードを設定していなければ自由にインターネットを利用することが可能となるのです。
出典:筑波大プロジェクトより
ご自分が家に招くようなお友達なら抵抗はないかもしれませんが、無線の電波は家の外まで飛んでいます。
隣家の人や通りすがりの人でもあなたの無線ルーターの電波を拾いインターネットを利用できるとなるとちょっと問題ですよね。
こういった状況を防ぐためにNECやBUFFALOなどの無線機器メーカーはパスワードを個々の機器に割り当てて購入者しか無線ルーターを利用出来ないようにしているのです。
実際にどんな問題がおきるのか?
「IPアドレス」をご存じですか?
この「IPアドレス」はプロバイダー各社が契約者一人一人に割り当てているインターネット上の住所にようなものです。
Wi-Fi設定のルーターパスワードを無くしていて、悪意のある誰かがご自宅近くであなたのWi-Fi電波を利用したらどうなるでしょう?
あなたの「IPアドレス」を利用して盗撮したような画像を掲示板に投稿したりするような可能性もあります。
2012年に情報処理試験を実施している情報処理機構からも無線ルーターについて無線のセキュリティが脆弱だと以下のような被害が想定される文書が発表されました。
・無線LAN環境に侵入され、重要な情報を盗まれる。
・無線LAN環境を無断で利用される。
・通信データを盗聴される。
出典:情報処理機構より
こういった事件性の有る場合は警察や弁護士はしかるべき手順を踏んでプロバイダーに情報開示を求めます。
投稿時に利用された「IPアドレス」の契約者の氏名・住所を開示要求することができるのです。
自分が知らないうちに、自分の「IPアドレス」が勝手に利用されて事件に巻き込まれたりしたら大変です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
手軽で便利なインターネットとWi-Fiですが、セキュリティ対策を怠ると思わぬ被害にあう可能性もあります。
セキュリティ対策は必要です、その一つがルーターパスワードの設定といえるでしょう。
必ずルーターパスワードを設定しましょうね。
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