
きゃー!
ソファにジュースをこぼしちゃった。

ジュースをこぼしたくらいで、そんなに慌てることないよ。

このソファ30万。
染みになったらどうしよう・・・

おい、野良たぬきには、似合わない高級品を使いやがって。
でも、こういう布製のソファにジュースをこぼしたくらいなら、正しく対処すれば、全然大丈夫!
ソファの染みの原因は様々ですが、大切なのは、原因に応じた染み抜きを行うこと。
ただ、共通しているのは、
- できるだけ早く対処する
- 染みを強くこすらない
- 染みを強く押し付けない
ということです。
この記事では、原因に応じたソファの染み抜きテクニックをご紹介します。
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ジュースなどの飲み物や醤油
ソファに染みができる原因としては、ジュースやコーヒー・お茶などの飲み物や醤油などの調味料によるものが多いです。
ジュースも醤油も水溶性なので、基本的には水で染みを抜くことができます。
YouTubeで紹介されている以下の方法は、醤油をこぼした直後に行えば、非常に効果的です。
ただ、こぼしてから少し時間が経ってしまった場合は、次のように洗剤を使う方法がおすすめです。
- 水溶性の染みは水と洗剤で
- キッチンペーパーを汚した部分に当て、大雑把に汚れを取る
- 台所用の中性洗剤をお湯で少し薄め、布に浸す
- 軽く絞った布で染みになっている部分を丁寧に円を描くようにポンポンと叩く
- 染みが落ちたら、水でぬらした布で洗剤を取る
- 最後に乾いた清潔な布でキレイに拭き取る
ポイントは、染みをポンポンと叩くときは、雑に叩かず、丁寧に細かく叩くようにしましょう。
油性の食品や口紅などの化粧品
食べ物でもジュースとは違い、例えば次の食品は油性なので、水溶性ではありません。
- バター
- マーガリン
- チョコレート
- ココア
これらの食品による汚れを水で染み抜きすることは難しいです。
また、食品以外でも、口紅などの化粧品も水で落とすことは困難でしょう。
これらの油性の汚れには、ベンジンを使いましょう。
ベンジンとは、油性の染み抜きに効果的な揮発性の液体です。
- 油性の食品や化粧品にはベンジンがおすすめ
- まず、ティッシュで取れるだけ汚れを拭き取る
- ベンジンを薄め液で15倍程度に薄める
- 薄めたベンジン溶液を布に数滴垂らす
- 染みになっている部分を布で丁寧に汚れが目立たなくなるまで叩く
落ちにくい油性の染みもベンジンを使うことで、かなりキレイに取り除くことができます。
ただ、ベンジンは生地を色落ちさせてしまうこともあるので、染み抜きの前に、目立たない場所で試してから使いましょう。
また、ベンジンは非常に揮発性が高く引火しやすいです。
そのため、火気厳禁で、必ず換気をして作業しましょう。
ベンジンを使う時の注意点などは次のページを参考にしてください。
油系染み抜きに効果を発揮する「ベンジン」とは?
また、ベンジンは本革のソファでは絶対に使わないでください。
ベンジンを本革で使うと傷んでしまいます。
本革ソファでは、専用の本革クリーナーを使って染みを落とすようにしましょう。
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赤ちゃんやペットなどのおしっこは臭いとの戦い
赤ちゃんやペットがいる家なら、一度は困ったことがあるはずなのはソファへのお漏らし。
ジュースやお茶などとは違い、水で染み抜きをした場合は、臭いまで取るのは難しいです。
きちんとおしっこの臭いまで取れるように染み抜きをしましょう。
おしっこの臭いを取るのに効果的なのはお酢と重曹です。
おしっこの成分はアルカリ性のため、その反対の酸性のお酢を使うことで、中和され、臭いもきちんと取ることができます。
お酢以外にもクエン酸でもOKです。
- おしっこによる染みと臭いはお酢と重曹で
- まず、ソファに漏らしたおしっこをできるだけ拭き取る
- お酢と水を1:1で混ぜた酢水を作る
- 酢水をスプレーで汚れた部分に散布
- 酢水を散布した上に重曹をふりかけ、染み全体を覆う
- 酢と重曹が反応して、泡ができるが、臭いと湿気を吸い取ってくれる
- 重曹が完全に乾いたら、掃除機で吸い込む
ポイントは酢水を染みに散布するときは、しっかりと奥まで浸透するように、スプレーすること。
お酢と重曹の力で、おしっこの臭いもキレイに取り除くことができます。
血液による染みでお湯はNG

なんじゃこりゃああ

「太陽にほえろ!」の松田優作のものまね?古いね。
でも、それケチャップだよ。ケチャップは、ジュースと同じ方法だよ。
ソファの染み抜きの中でも、少し注意が必要なのは、血液による染みです。
通常、染み抜きの際には、水よりもお湯の方が、汚れを落としやすいです。
しかし、血液による染みの場合は、お湯を使うと逆効果になります。
それは血液にタンパク質が含まれるためです。
タンパク質は、温めると固まってしまう性質があります。
そのため、ソファについた血をお湯で絞った雑巾で拭いてしまうと、余計に血が取りにくくなります。
血による染みを落とす方法はいくつかありますが、身近な食品でも行うことができます。
例えば、大根おろしを使う方法です。
大根おろしには、タンパク質を分解する酵素があり、時間が経った汚れにも効果を発揮してくれます。
大根おろしをガーゼでつつみ、汚れた部分を丁寧にポンポンと叩くようにすれば、染みを抜くことができます。
汗や皮脂、よだれによる染み
ついうっかりソファで寝てしまうと、寝汗やよだれで染みを作ってしまうものです。
汗染みは変色して汚いだけではなく、臭いのもとにもなってしまいます。
汗やよだれなどの体液によるソファの染みを抜くには、ジュースなどの染みと同じ方法で対処できます。
ソファの染みは原因に応じた対処法が大切
ひとくちに、ソファの染みといっても、その原因は様々です。
大切なのは、原因に応じた染み抜きをすること。
誤った方法で対処してしまうと、余計に染みが悪化してしまうことがあります。
また、ソファに染みを作ってしまった時には、できるだけ早く対処することも大切です。
原因に応じた適切な方法で、迅速に対処することで、確実に染み抜きが行えます。
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